アールヴィヴァン1989年 34号 特集※ピカソとクリムト/文＝ジャン・クレール/訳＝松浦寿夫107ページ（西部美術館発行）

● 表紙に経年のスレ・ヨレ・色褪せ・後面に折れがあります。中身は問題なく図版も良好です。

【解説】1907年、ウィーン。グスタフ・クリムトは、彼が描いたなかでも もっとも美しい金地の肖像画、またおそらく、西欧の芸術が 産み出したもっとも美しい絵画のひとつを完成した。 それは 「アデーレ・ブロッホ＝バウアーの肖像」である。同じ年、ヨー ロッパのもう一方の端、大陸の最果ての地、パリ。 運命により著名になるもうひとりの画家、ピカソは、何ヵ月ものあいだ 没頭してきた巨大な画布、やがて、「アヴィニョンの娘たち」 という名で知られることになるこの画布を、結局、未完のま まにしておくことを決意した。 ジャン・クレールが最新 エッセイ「裸体と規範」で、今世紀初頭の相まみえることの なかった二大巨匠のあいだを、スリリングに綱渡りする。

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