たしか７～８年前のイタリア旅行中に 、(たしかヴェローナの)ジェオックス路面店で購入したウェッジソール・サンダルです。

以来、数回着用。
大切にし過ぎてここ数年クローゼットで休眠状態。もっとご活用いただくべき、と出品を決めました。

踵(かかと)のロゴプリントの薄れなどインソールにわずかに使用感が漂いますが(写真９枚目)、そのほかは汚れも傷みも無し。
外観に関してはほぼ完璧にキレイです。左足側には、購入時以来剥がし忘れたシールさえそのまま(写真６～８枚目)。

インソールに「GEOX DESIGNED BY PATRICK COX」(写真９枚目)。
アウターソールに「ITALIAN PATENT」。
社名が特許製品の同義語化している国際的素材メーカーと、伝説的シュー・デザイナー、パトリック・コックスとのコラボ作品です。

チョコレート色の人工スエードにアクアブルーのインソール＆ターコイズグリーンのライニング(写真９枚目)。
アウターソール(外底)に重ねたミッドソールの金冠(写真５～７枚目)。
ザラザラと毛羽立ったトラ柄ファジーのウェッジソール(写真10枚目)。
個人的には、引きずりそうに長いボトムとのコーデでチラ見せするのがクールかと。


《パトリック・コックスについて》

日本では中間価格帯バッグなどのライセンシングゆえに、本領のアヴァンギャルドかつクラシカルなクリエイティヴィティーが見過ごされがち。

デザイン学校在学中からヴィヴィアン・ウエストウッドにデザイン提供。
卒業後ただちにジョン・ガリアーノともコラボ開始。
23歳でブランド創業。
以来ランバンやアナ・スイなど幾多のブランドと連動。

〈93年のウエストウッドのパリコレで、スーパーモデル、ナオミ・キャンベルが、彼がデザインした高さ９インチ (23cm！) のプラットホーム・シューズを履いて転んだのは、有名な話です〉

93年にデフュージョン・ライン「ワナビー (Wannabe)」から、スクウェア・トウ＆厚底＆ブロック・ヒールのローファーを発売し、時代を席巻。
工芸デザインの殿堂「ヴィクトリア＆アルバート博物館」収蔵のローファー５足のうち、３足がワナビー製とか。

〈サイズ〉
ＥＵサイズ表記「38」
素人採寸の実測で;
インナーソール: 25.5cm (←通常の私のサイズです)
足幅: ８cm見当