茶道の花入（流木の枯淡が醸し出す、茶道・華道の美意識、精神性を体現）

　お茶席で、柱に掛け、茶席の精神性、美意識を体現させる花入です。年輪がすごいです。材質は流木ではないかと思います。自然繊維の紐でぶら下げて使うのだと思います（麻紐が付いています）。写真にある通り、木目が非常に細かく、それが風化して、今にも朽ち果ててしまうような印象を与える中、そこにさされた一輪の草花がそれにより引立つことになります。

　何分、古いものですし、そもそも風化寸前の形状をしておりますので、ご留意下さい（実際に花をいけて写真を取ろうかと思いましたが、そこまではしませんでした）。興味を持たれた方、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

大きさ：高さ24cm、横幅19cm、奥行10.5cm（水が入る銅の水入部分・・高さ：12.5cm、横幅：上部65mm、下部40mm）

重さ：701g（うち、銅製の水入部分：55g）