「 ‹ 新編 › ぼくは12歳」

岡 真史



ある夏の夕暮、ひとりの少年が大空に身を投げた。

12歳で自ら命を断った少年は、美しい、謎にみちた詩を残していた。

「ぼくは／うちゅうじんだ／また／土のそこから／じかんの／ながれにそって／ぼくを／よぶこえがする」

青春一歩前で死を選ばせたものは何か。

「ひとり／ただ／くずれさるのをまつだけ…」

謎はとけない。

多くの人びとに深い感動をよんだ詩集に、新たに読者と両親との感動の往復書簡を収録した決定版。解説： 高史明



線引きあり



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