日本経済新聞社 編
2022年4月25日第一刷発行
定価1980円(税込み)

150年前に荒涼とした原野に突如出現した計画都市札幌。2020年に197万人にまで達した大型都市も、新型コロナで、都市計画の見直しを余儀なくされた。
本書は2020年より、日経北海道面に連載されてきたものをアップデート。若手記者が札幌をレポートする。
札幌に、人口増の目が出てきた。コロナの影響もあり、若手を中心に道外から札幌への移住が目立ってきた。市内のど真ん中に住まなくても、30分も離れれば温泉やスキー場などが存在。市内にはテレワークの施設が増えたり、環境も整いつつある。世界で活躍する起業家も増えつつある。
観光業界にも、新たな試みが。3つもあった観光協会が協力する姿勢がみえる。これまで札幌中心部と、近郊の定山渓温泉に宿泊し夜はすすきので食事しようとすると、別のキャンペーンに申し込む必要があった。利便性を高めようと一枚岩になる動きは続く。
外資ホテルの誘致にも動く。冬は夏に比べて宿泊客が半分になることが、デベロッパーが二の足を生む原因だった。札幌からニセコなど周辺観光地へのアクセス向上に努めようと試みる。

1 サッポロ反撃ののろし
2 教育の地殻変動
3 コロナレガシーを問う企業の試行錯誤
4 札幌開発の謎から未来まで
5 観光再起動―生かせ豪雪
6 2度目の1972オリパラ招致の熱量

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●カバー：あり・帯あり
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