アーキー・ネルソン作　ビッグ ターコイズ　ペンダントトップ

■2006年、彼の工房へ行きみつけたのが、この『Arkie Nelson　Royston “classic” turquoise　pendant top』
アメリカンターコイズで「classic」とは古典とかの意味ではなく、“その鉱山の特徴が顕著に表れた典型的な石”のことを呼びます。
“大きく！しかもかなりハイグレード！”
「ロイストンは緑のターコイズの代表格」で、不思議な景色を魅せてくれます。
全体的に透明感があり、センターに重みのある褐色のマトリクスが際立ち、上は水色が混じった若葉色、下は翡翠のような深緑……言葉や画像では表現できない景色がそこにはあります。
言葉にすると陳腐ですが「味わい深い石」です。
アーキーに「石をそのまま活かしてシンプルに」とペンダントトップをオーダーしました。
シルバーを叩いただけであえて丸みを残し、少し波をうった柔らかで素朴なフレーム。
“スタンプワーク”で刻まれた小さな「サン・レイ=永遠の幸せ」と細やかな“チゼルワーク”がロイストンの周囲をびっしりと埋め尽くしています。
スタンプワークは同じモノを連続で打てば打つほど、その願いは強く叶えられると信じられています。
「自然、家族、友人」を愛する彼らしい作品です。

【豆知識】
●ロイストン・ターコイズ
ロイストンは数千万ドル相当の莫大な富、高品質のターコイズを産出してきた鉱山ですが、今はジュエリーにできるモノが少ないのが現状です。
ロイストンの特徴は色彩の豊かさ、“深いフォレストグリーン”から“淡いイエローグリーン”、“透き通るようなライトブルー”から“濃いロイヤルブルー”など様々な色のターコイズが採れます。
グレードが高い石は「翡翠のようなグリーンに金茶のマトリクス」。
“ひとつの石の中にグラデーション状に色が形成”されることも多く「個性豊かな表情」「絵画のような美しさ」を持つのが『ロイストン・ターコイズ』最大の魅力です。

■サイズなど／縦約(バチカン含む)63㎜、最大幅約30㎜、厚さ約(ターコイズ含まず)2㎜。ターコイズ縦約40㎜、横約19㎜、高さ約7㎜。バチカン内寸約10㎜×7㎜。作者ホールマーク、Sterling 刻印アリ。
※私が着用していたのでキズやクスミ等があります。