浮世絵師・歌川広重が安政(1856)年から同5（1858）年にかけて制作した浮世絵連作の名作。魚屋栄吉をはじめ江戸末期から明治初期にかけて版元が発行し現在に残る全119点の版画をもとに、冬の部の20点を越前和紙奉書中判に縮刷複製したものです。

　その時代の江戸の風景を俯瞰、鳥瞰などを駆使し近景・遠景をダイナミックに切り取った見事な表現で、現代にも大きな魅力を伝えてくれ、西洋の画家にも多大な影響を与えました。

　本品はオリジナルデータをもとに、元版画のそのままの芸術性を忠実に越前和紙に縮刷複製し、お手軽にお求めいただけるよう腐心いたしました。必ずや実物感を十分に味わっていただけるものと確信しております。

【内容】冬の部※表記は元記まま
1.浅草金龍山　2.よし原日本堤　3.浅草西の町詣　4.箕輪金杉三河しま　5.千住の大はし　6.小梅堤　7.御厩河岸　8.深川木場　9.深川須崎十万坪　10.芝うらの風景　11.南品川鮫洲海岸　12.千束の池袈裟懸松　13.目黒太鼓橋夕日の岡　14.愛宕下藪小路　15.虎の門外あふひ坂　16.びくにはし雪中　17.高田の馬場　18.高田姿見のはし　19.湯しま天神坂上眺望　20.王子装束ゑの木　大晦日の狐火

　各画寸：天地約27センチ×左右約17.3センチ（本紙のみ/額装はしておりません）

※1枚あたり420円（税込）
※個別のお受け付けはいたしません。よろしくお願い申し上げます。