伝統的なデザインや工芸品に興味のある方に魅力的な商品です。

銀製菊花鳳凰 紳士用ロープタイ

作者直筆の署名入りの桐箱に収めてお届け

　天皇陛下が御即位されて二十周年。その大いなる慶び を刻み、後世へと伝える壮麗なる美術工芸品がここに完成いたしました。
　美しい羽をたなびかせ、聖帝の出現を寿ぐ瑞鳥、鳳凰。 眼光鋭い目は威厳を放ち、純金仕上げが施された立体感 ある姿には眩いばかりの生命力が漲ります。鳳凰の周囲 を埋め尽くすのは皇室にもゆかりの深い菊の文様。古美仕上げのスターリング・シルバー(・九二五銀)に菊の花と葉を表現し、部分的に純金が施された装飾は雅びな 気韻が香り立ち、目が離せなくなる美しさです。人間国宝、奥山峰石氏が金工の手技の枠を尽くして創作し、 美術品としての価値も有する名作。まるで古来伝えられた宝物のような神々しさを宿した作品は、身につける喜びと、所蔵することの誇りを併せてご堪能いただけることでしょう。

●材質:古美仕上げスターリング・シルバー (.925銀) 一部24金仕上げ、先端真ちゅう、組み紐=正
網●サイズ(約):本体=4.5×3.5cm、組み紐長さ=102cm 日本製

購入：2011年 7月
購入金額：148000円（税込）

金属工芸の第一人者、人間国宝・ 奥山峰石が、天皇陛下御即位20 周年を記念して創作した美術品級 のロープタイ。菊の文様に囲まれて、陛下の20年にわたる御世を称えるがごとく、黄金の翼を広げるのは、聖帝の世に現れるという伝説の瑞鳥、鳳凰。帝の権威を象徴 する吉祥文として、古来さまざまな 装飾美術を彩ってきたその優美な姿が、羽の一枚一枚にいたるまで丹念に打ち出され、落ち着いた燻し銀の輝きを背景に、豪奢な純金仕上げで鮮やかに浮かび上がります。日本古来の伝統が息づく荘厳にして優美なその趣は、まさに人間国宝・奥山峰石氏の真骨頂。紳士の襟元を飾るにふさわしい、美術品級の装飾具です。

人間国宝 奥山峰石

昭和12年、山形県新庄市生まれ。同27年、笠原宗峰に弟 子入りし、鍛金を学ぶ。同52年、田中光輝に師事。同57年、 日本伝統工芸武蔵野展で奨励賞に輝いたのを皮切りに、以後数々の栄誉ある賞を受賞。平成7年、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。同9年、紫綬褒章受章。