著者のオリット・ガディッシュは世界的な戦略コンサルファームであるベイン・アンド・カンパニーの会長であり、『フォーブス』誌の「世界で最も影響力のある100人の女性」にも選ばれた方。そして訳者の堀新太郎氏はベインキャピタルの会長を務める方と、戦略コンサルタントとプライベートエクイティ領域の経験豊富な豪華執筆陣による書籍です。

PEファンドがどのようにして投資先企業の企業価値を高めるのかについて以下の「6つの教訓」という切り口からPEの手法を説明しています。

1.フルポテンシャルを見極める
2.ブループリント（青写真）を策定する
3.成果を加速させる
4.優れた人材を徹底的に動員する
5.自己資本を働かせる
6.結果主義の組織風土を醸成させる

具体的な事例や数値や分析基準も盛り込まれているため実践的な内容となっていますし、PEの一連の手順に関して把握するにはとても良い書籍かと思います。