新潮　2023.12

芥川賞受賞の九段理江さんの「東京都同情塔」掲載号です。一読していますが、きれいな状態です。
現在入手困難品です。1冊で複数作品が読むことができ、単行本よりもお得度が高いと思います！

一度人の手に渡った品ですので、状態を細かく気にされる方は購入をお控えください。


◆九段理江「東京都同情塔」200枚
建築家は塔を描き出す。鉛筆によって、言語によって。
同情されるべき人々（ホモ・ミゼラビリス）の未来はいかに。
生成AI時代に「人間の条件」を問う野心作！

◆掌篇　筒井康隆「東京にて　神戸にて」

◆新作詩　谷川俊太郎「舌を噛む　他三篇」

◆野々井透「柘榴（ざくろ）のもとで」180枚
私は、君をいとしいと思えていない。
娘を前に栞は悩むーー母の悲劇を繰り返してしまうのではと。
濃密な筆致で描かれる精神のドラマ。

◆本谷有希子「回転寿司屋的この世界」
この世界に共感できる。
九人のフォロワーと三十三のいいね！があれば。連作第四弾。

◆小野正嗣「同乗」
乗り込んだ白い乗用車には、宇宙人を名乗る老人の先客がいた。
この車はどこに向うのか。

◆岩城けい「鷺（さぎ）たち」
それはある日突然始まった。
家中に投げつけられた卵が壊したのはーー瑞々しい俊英短篇。

◆対談　三浦佑之+町田康「よみがえる古事記」
「マジですか」「マジです」ーー日本最古の書物はすこぶるつきの面白さ。
初顔合わせ対談。

◆相馬千秋「世界演劇祭テアターデアヴェルトを自己批評的に振り返る」
「初の非西洋人女性プログラム・ディレクター」が証言する、
西洋中心世界の壁と抑圧。

◆高山羽根子「中国で話される、日本のことばたち」
紹興での日中青年作家会議から成都での世界SF大会へ。大国の文学シーンを実況報告！