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西アフリカ　ガーナ
アシャンティ族
木彫　櫛の壁掛け
HANDCRAFTED IN GHANA

サイズ　高さ約55cm　幅約26cm

西アフリカはガーナのアシャンティ族の女性たちは、非常におしゃれに気を遣うことで知られている。特に髪型にこだわりがあり、髪を結うための木彫の櫛は芸術品としても有名である。

女性の象徴である櫛は、実用品に留まらず、大型のものを成人式や結婚、出産など特別な出来事の記念として男性から女性へと贈る風習がある。
彫られる図柄には男女をモチーフとしたものが多く、その関係を反映しているという。

さて、こちらのお品は、両端に二人の女性、中央に男性が一人配置され、右の女性は腕に子どもを抱いている。
ガーナは一夫多妻の国なので、彼らは恐らく家族なのであろう。両手に花。羨ましい話である。

前述した通り、女性は髪型に気を遣うため、ここでも女性の髪の彫り込みは男性とは異なる編み込み模様になっており、芸がいちいち細かい。

広い額に長い首はアシャンティ族において理想とされる美しい女性の特徴で、そういった表現からも風俗や価値観を読み取ることができそうだ。

櫛の上部に施された幾何学模様はアディンクラシンボルだろうか。表面と裏面で違った模様が彫り込まれており、異なる概念を表現しているものと思われる。

ここまで小難しいことを書いてきたが、
個人的には立体的に彫り込まれたお尻がなんだかとても可愛らしくてお気に入りである。

本品はそれなりに時代があるものと聴いているが、詳細は不明なので、画像にてご判断いただける方のみ購入をご検討いただきたい。

主観的なコンディションについては、経年の汚れやヤレ感があるものの、目立つ欠けや割れ、ヒビなどもなく概ね良好である。

民族芸術に興味のある方、アフリカの文化や風俗を感じる資料として
いやもっと直感的に独特の人体表現を愉しむオブジェとして…

雰囲気抜群でサイズもあるので、お部屋のインテリアにいかがだろうか。

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