La Maison d'AmourのCDです。

レオノール・ブーランジェによるペルシャ音楽プロジェクト！神秘性を帯びた親密なサウンドが最高です！

フランス人女性シンガー、レオノール・ブーランジェによるペルシャ音楽プロジェクト“La maison d'amour”！カマンチェ、セタール、ベンディール、ンゴニ、そしてハーモニウムを駆使したアンサンブルでペルシャ古典音楽を聴かせてくれます！神秘性を帯びつつも親密な空気感をも漂わせているサウンドが素晴らしく、極上のペルシャ音楽としても楽しめますが、民族音楽と前衛音楽とシャンソンを掛け合わせたような音楽を多数リリースしているレーベル“Le Saule”の1つの音楽の形として、もしくはEyvind Kang とJessika Kenneyによるコラボ作での試みに通じる作品としても楽しめます。

カマンチェやセタールが産み出す繊細な異国情緒、ドローンのような高揚感を発露させるハーモニウム、そして、レオノール・ブーランジェとMaam-Li Meratiによる歌唱、そのどれもが、いわゆるペルシャ音楽とは違った意味合いを帯びた絶妙な格好良さがありますよ！Matthieu Ferrandez、ジャン・ダニエル・ボッタも参加！歌も楽器も活き活きとした趣をもって響いてきます。

先鋭的なサウンドを模索する音楽家のみを集め出版を行う、フランスより全く新しいフォーク、コンテンポラリー、ワールドミュージックを提示し続けるレーベルLE SAULE。実験的インプロヴィゼーション、ペルシャ音楽をパリで学び、マウリシオ・カーゲルやハリー・パーチ、メレディス・モンク、ムーンドッグ、マヤ・デレンの映像作品等をフェイバリットに上げ、完全に突き抜けた独創的音世界を作り続けるフランスのアーティスト"レオノール・ブーランジェ"。歌を完全に解放し一つの音として捉え直したり、各地のトラディショナルソング、現代音楽、シャンソンをミニマムな領域で別物に昇華させたりする本当に稀有な女性シンガー。本作は彼女の音楽性の重要な要素となっている"ペルシャ音楽"にフォーカスした別プロジェクトLa Maison d'Amourによるアルバム。サンプルアニメーションの様にグルグルと深く脳に浸透していく奇妙なユニークさ/神秘さを漂わす、ソロ作をよりサイケデリックに掘り下げた印象の良盤。