■ About gravis



1998年にスノーボードブランド " BURTON " からアフターライディングシューズとして派生したスニーカーブランドが『 gravis 』



快適さを重視した作りと平凡なスニーカーとは異なる他に類を見ないフォルムや斬新なアイデアが人気を集め、日本のストリート系ファッションブランドのグッドイナフ ( GOOD ENOUGH ) 等とのコラボレーションモデルを誕生させるなどアグレッシブな活動でアンダーグラウンドな雰囲気を醸し出しているブランドです。



ブランドを代表するアイコン・モデルとして世界的に有名な『 TARMAC 』は程良いボリュームでストリート感を彷彿とさせるシルエットとアッパーサイドに施されたベンチレーションのパンチングホールや着脱を容易にした “ EASY ON EASY OFF SYSTEM ” を装備。



■ コンディション



私事で恐縮ですが当方の足は一般的な足型に比べて甲が薄く、踝の外側で出っ張った骨『 外果 』が低い位置にあることから、当該シューズを履くと外果がシューズのヒールテープに接触して痛みを伴い、我慢して履き続けるとソックスの生地もヒールテープに擦れることで穴開きが発生するほどで当該シューズのヒールテープ部分には度重なる擦れによる損傷が左右共に１箇所づつ見受けられます。（ 画像 １０）



当方の足型に適合しなかったため、 Scholl 社製のインソールを左右に入れていますが焼け石に水でした。（ 画像 １３ ）



Scholl 社製のインソールを入れても外果に接触しない高さには及ばなかったため、デザインは気に入っているのですが履くと必ず痛みを伴うことから履くことを断念し、長らくシューズラック内にて保管（ 放置 ）していました。



アッパー部分の皮革素材にヒビ割れ、目立つ擦り傷、縫製の解れ、着色汚れといった美観を損なうクリティカルダメージは見受けられませんが、ソール素材は加水分解による化学劣化が発生しています。

※亀裂部分にシリコンコーキング剤を充填するリペアを施しています



ソールの状態を気にすることなく当該シューズを履き潰すつもりであれば、他人が履いているスニーカーの靴底に興味を持って凝視される機会なんて僅少ですからお買い得だと思います。