【竹久夢二名品百選】 図録
　　　　　　　　夢二郷土美術館所蔵

編集/発行: 夢二郷土美術館
刊行: 平成12年
項数: 192項　上製本　カラー図録
縦: 30.5cm X 横: 23cm X 厚さ: 2cm
重量: 1.15kg

-夢二は画家であったが、イラストレーター、グラフィック・デザイナーでもあり
さらに詩人、随筆家、新聞に掲載もする
小説家でもあった。彼の手がけた絵画は
日本画、水墨画、油彩画、ペン画、木版画、石版画に及んでいる。これほど幅広い活躍をした芸術家は、一芸に秀でる専門家になることが尊敬される日本では、
【夢二とは正体不明の無国籍者】として孤影を引いていた。- -抜粋-
夢二は、旅の中で宿帖に職業を書き込むのに困ったそうです。自分を画家だと思っていなかった夢二は仕方なく《えをかくこと》と記入していたそうです。

●［1］故郷の秋
-岡山城は、外壁の黒い色から烏城と呼ばれている。紅葉した蔦の這う石垣、濠に沿った白壁の蔵、緑濃い操山、そして、
茜雲の彼方には夢二が幼少時代を過ごしたい邑久郡本庄村がある。家業の没落により一家で故郷を離れた後、家出同然に
上京した。『故郷の秋』は、《泣きたいほど懐かしい》といった故郷への思いが表されている。- -抜粋-

●［76］立田姫
-農作物の豊作を司る秋の女神・立田姫。
農民の苦しみを背負うかのように後ろ姿を見せるが、顔は正面を向いている。通常では考えられない姿態も、S字の曲線を帯の結び目辺りで交差させた構図により不自然さを感じられない。- -抜粋-

《目録》
・日本画/油絵　　　87点
・水彩/素描　　　　13点
・木版画　　　　　 10点
・資料　
　著作本　　　 20点
　装幀本　　　 20点
　セノオ楽譜　 20点
千代紙　　　　 5点
半襟　　　　　 2点
ポスター/チケット 4点
　人形　　　　　　　 1点
封筒原画　　　　　2点
　 封筒　　　　　　　7点
　 書簡　　　　　　　7点

【図録】は、良い状態にあると思います。自宅保存していましたので、細かな擦れや汚れを気にされる方のご購入はお控え下さい。丁寧な梱包に心がけています。