状態の良いUSEDです。
サイズ:UK7

BLOISは競技用ジョッパーブーツを「レースで固定して履けるように」という顧客のリクエストでつくりだされました。
チャッカーブーツと言っても現在主流の4～5インチのくるぶし丈ではなく、足首をすっぽり覆う7インチ丈の長いブーツです。
これは原型が乗馬用であることから、足首をしっかりホールドする目的でつくられており、しっかりした深いブーツのような履き心地が特徴です。
靴紐を結ぶ外羽部分が一直線に下に向かって伸びており、丸くラウンドなデザインでありながら履くとスタイリッシュに見える工夫がなされています。
新品時はポテっとまぬけな表情ですがシワが入ることで、見た目が締まり、足首あたりにくびれが生じてきます。
経年変化が非常に楽しみな一足です。

1908年にフランスにてレミー・リシャールポンヴェール氏が開いた小さな靴工房が元となったフランスを代表するシューズブランド「パラブーツ（Paraboot）」。
パリの上流階級から労働者や登山家まで、幅広い顧客層から支持を集めていた靴職人のリシャールポンヴェール氏は、1926年にアメリカへ渡航。
このときアメリカ人が履いていたラバーブーツに可能性を見出し、帰国後ゴム底の靴を開発。
ゴム素材にブラジルのパラ（Para）港から直輸入した天然ラテックスを使用したことから「パラブーツ（Paraboot）」のブランド名が名付けられた。
世界では唯一自社工場でラバーソールを製造しているブランドでもあり、その堅牢性と実用性はフランス海軍指定の軍靴となるほどだ。ラバーソールはおよそ18種類を用意し、 モデルに合わせて製造工程を変え履き心地の向上につなげている。
パラブーツのもう一つの特徴でもあるノルウェイジャン製法も見逃せない。
ノルヴェイジャン製法はその名のとおり、ノルウェーなどの北欧の地で、寒さや雪による浸水から守るため発達した技法。
元々は登山靴のメーカーだったパラブーツだからこそ再現できる製法で、現在この製造技術を持つ職人は数少なく、高いレベルで取り扱っているのがこのパラブーツというブランド。
また、独自で鞣しているリスレザーは油分が多いため水に強くシミが出来にくい。
フランスでは革の宝石と呼ばれる美しい革で、その経年変化は履く人を魅了する。