1923年にドイツで出版された『Rauber-Kopsch 人体解剖図譜および教科書（Lehrbuch und Atlas der Anatomie des Menschen）』は、ベルリン大学の解剖学教授Dr. Fr. Kopschによって編纂された、科学性と芸術性を兼ね備えた医学図譜資料です。神経系、感覚器官、表層および投射解剖などを網羅し、300点以上の精緻なカラーおよびモノクロ図版を収録。体系的な教育用途と視覚的美しさの両面を備えています。

本書は第12版（zwölfte verbesserte und vermehrte Auflage）にあたり、解剖図に加え、当時の診断技術（Diagnostische Technik）や治療技術（Therapeutische Technik）に関する広告ページも掲載されており、当時の医学書籍の編集様式と出版文化が垣間見えます。すべてドイツ語で印刷されており、解剖学研究、医学史コレクション、博物館展示、医療ビジュアル資料として適しています。

紙縁には経年による黄ばみや傷み、背表紙の破れ、一部ページの抜けが見られます。百年前の古書ならではの風合いとして、あらかじめご了承ください。

全645ページ
サイズ：27.3×18.5cm