「ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読」
多木 浩二
定価: ￥ 900＋税

ベンヤミンの著作のなかでもっともよく知られ，ポストモダン論の嚆矢とも言われるこの論考の射程は広く深い．礼拝される対象から展示されるものとなり，さらに複製技術によって大衆にさらされるようになった芸術．この芸術と大衆の関係は，ファシズムと大衆の関係に重なる．知覚の変容から歴史認識の方法を探る挑戦的読解．

「ベンヤミン「歴史哲学テーゼ」精読」
今村 仁司
定価: ￥ 960＋税

ベンヤミンの生涯の思考を結晶させた絶筆「歴史哲学テーゼ」は，歴史の連続性を基本とする進歩史観や勝者の歴史観に対峙する．反ファシズム自体が進歩の名において行われた時代にあって，敗者のありうべき過去の可能性を探し求めた彼の「歴史」とは何か．破局としての「今」をひたすら見つめた独自の歴史哲学を解読する．

●本の状態
二冊とも目立った傷や汚れありません。
中身は書き込みなどなく綺麗な状態です。
中古品のため神経質な方はご購入をお控えください。

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