歌にあふれた！レヴァイン＆シカゴ響のブラームス（４ＣＤ）

交響曲全集、ピアノ協奏曲第1番、ドイツ・レクィエム、歌曲



レヴァイン＝シカゴ響の録音の中でも、マーラーと並び最もレヴァインらしさが発揮されたのがブラームス交響曲全集。速めのテンポの第1番から、明るい色彩に染め上げられた第4番まで、全編歌に溢れ、しなやかさを全面に押し出したユニークな解釈。組み合わせのドイツ・レクィエムは1983年録音。克明な起伏、明晰な合唱パートは聴きぎたえがあり、キャスリーン・バトルの澄んだソロの美しさも印象的。 同年に録音されたピアノ協奏曲第1番は名手アックスとの演奏。レヴァインとの相性も抜群で、完璧なソロも聴きもの。歌曲集は、ドイツ・レクィエムのソリスト二人を起用して同時期に録音。ピアノがうまく、歌曲伴奏や室内楽演奏での見事な合わせ上手ぶりでも話題になったレヴァインの伴奏で、バトルとハーゲゴールがブラームスを見事に体現。

CD1

ブラームス：

・交響曲第1番ハ短調Op.68

・交響曲第4番ホ短調Op.98

録音時期：1975-76年

録音方式：ステレオ（セッション）

CD2

・交響曲第3番ヘ長調Op.90

・交響曲第2番ニ長調Op.73

録音時期：1975-76年

録音方式：ステレオ（セッション）

CD3

・ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15

録音時期：1983年

録音方式：デジタル（セッション）

歌曲集

・万歳 Op.6-4

・子守歌 Op.49-4

・乙女は語る Op.107-3

・私は戻る道を知りたい Op.63-8

・わが恋は緑 Op.63-5

・永遠の愛について Op.43-1

・われらはさまよいぬ Op.96-2

・夜のさすらい人 Op.86-3

録音時期：1983年

録音方式：デジタル（セッション）

CD4

・ドイツ・レクィエム Op.45

録音時期：1983年

録音方式：デジタル（セッション）



エマニュエル・アックス（ピアノ）

キャスリーン・バトル（ソプラノ）

ホーカン・ハーゲゴール（バリトン）

シカゴ・シンフォニー・コーラス

シカゴ交響楽団

ジェームズ・レヴァイン（指揮、ピアノ：歌曲集）