「死者は訴えない」自選傑作短編集
土屋 隆夫
発行　光文社文庫（1991年4月 初版）
定価　420円
◎経年によるヤケ、シミ、汚れがあり
　ます。通読には支障ありません。
◎天・小口にシミがあります。
（写真参照）
〈目次〉
判事よ自らを裁け／死者は訴えない
奇妙な再会／縄の証言／愛する
美の犯罪　　　6作品

幼稚園経営の高松信也は、借金をしていた運動具店主殺害の罪により、犯行を否認したまま死刑の判決を受けた。上訴を放棄し、やがて刑務所で病死。しかし被告にはアリバイがあったことが判明した。裁判官はそして…。この「判事よ自らを裁け」など、作家自選の傑作短編を収録。文学的香りと、本格的な謎解きの面白さを、見事に触合させた作品集。

「孤独な殺人者」
土屋 隆夫
発行　光文社文庫（1994年6月 初版）
定価　560円
◎経年によるヤケ、シミ、汚れがあり
　ます。通読には支障ありません。
◎小口・地にシミがあります。
（写真参照）
〈目次〉　
淫らな骨／加えて、消した／情事の背景
淫らな証人／正当防衛／孤独な殺人者
ゆがんだ絵／肌の告白　　8作品

著者は『孤独な殺人者』に、こんな創作メモをつけている。「あどけなくて、可憐で、純情そうな少女。その少女のなかにかくされている女の魔性。中年の課長、その少女に惹かれる。サラリーマンの転落の構図」（『推理小説作法』より）―いったい最後にどんな結末が待ち受けているのか。読者は真相を看破できるのか。推理小説の楽しみを、縦横無尽に味わえる傑作集。

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