「怖れない」
遠藤 ゆかり / マリー=フランス・バレ・ド・コクロモン / エマニュエル・バレ・ド・コクロモン
定価: ￥ 1,650-

#遠藤ゆかり #遠藤_ゆかり #マリーフランス・バレ・ド・コクロモン #マリー_フランス・バレ・ド・コクロモン #エマニュエル・バレ・ド・コクロモン #本 #心理学／心理学

内容紹介
得体の知れぬ怖れの正体を知り、それと仲良くつき合う術を身につけよう。
私たちは日々、多くの不安やストレスにさらされそれらは、ともすると自分自身でも気づかぬうちに得体の知れぬ強い怖れとなって私たちの身体や心を蝕んでゆきます。
では、この怖れとは何なのでしょう?
「~が怖い」というふうに対象がはっきりした恐怖から、未来への漠然とした不安まで、怖れの実態は実にさまざまです。
しかしさらにそれを突き詰めてゆくと、怖れの原因となるものはすべて自分の中にあることに気づきます。

◎「はじめに」より
怖れ(恐怖)をテーマにした研究書や指南書は、おもにふたつの種類にわけられます。ひとつ目は、無意識の世界を探ることで恐怖の源を理解しようとする精神分析的なアプローチ。そしてふたつ目は、怖れの役割を理解して認識と行動によって立ち向かうことで、その怖れを自分でコントロールしようとするアプローチです。
現在、世の中の人間のふたりにひとりが過度の怖れに苦しんでいます。怖れとは、いってみれば脳から発せられる警報システムです。このシステムの働きは、まず最初に無意識に怖れの記憶が植えつけられている貯蔵所がシグナルを受信します。次に、この状況を過去の経験と照らし合わせ、さまざまな情報を考慮しながら、恐怖を調整して警報を発するのです。過度の怖れとは、この脳の過剰な活動が原因と考えられています。
このように、恐怖という情動は生物学的メカニズムと記憶が複雑に組み合わさったものです。この本では、一般にはあまり知られていない革新的な発想を土台として、恐怖を新しい側面から理解する手法をとりたいと思います。

目次（「BOOK」データベースより）
第１部　怖れとその症状／第２部　恐怖とトランス状態／第３部　子どもの恐怖／第４部　人間関係の恐怖／第５部　基本的な恐怖／第６部　恐怖の裏にある生の躍動／第７部　もう恐怖を怖れない