YAMAHA APX-9-12 / 1992年製となります。

坂崎幸之助氏とテリー中本氏が追求し、1987年に登場したYAMAHAのエレアコ、APXシリーズ。

中でも本器は、坂崎幸之助氏が長年愛用するT'sTカスタム12弦モデルと、ほぼ同じ形状とカラーで、その完成度の高さが感じられるモデルです。

初期型APXの特徴でもあるでマットブラックでコーティング塗装されたブレイジングレスのシャローボディと12弦との相性はよく、立ち上がり、粒立ち良いナチュラルコーラスサウンドを紡ぎ出します。

Top：Spruce
Side & Back：Agathis
Neck：Mahogany
Finger Board：Palisander
Bridge：Palisander
Neck Width At Nut：46mm
Scale Length：637mm

ボディコンディションは、この時期のYAMAHAに見られる塗装の白濁もほとんどなく、トップ、パックにわずかなスレきずがある程度で、20年以上経過した個体としては、美品の部類かと思われます。
オーバルサウンドホール周りの寄木調インレイは、個人的に好みではなかったので、タイトなイメージでボディと同色の黒にペイントしています。(写真9枚目)

ネックコンディションは、薄いかまぼこ形状で、ほぼストレート。弦高6弦12フレット上で3mm弱。ナット底面も若干削って、12弦ギターにありがちなローフレットでの押さえ込みづらさも軽減。Scale Length：637mmでもあり、弾きやすいかと思います。

元々は、YAMAHAオリジナルのアンダーサドルとコンタクトピックアップのブレンドやステレオ出力が出来る凝ったシステムが実装されていましたが、経年劣化故障の為、全て撤去(写真8枚目 撤去部品は御品には含まれません)し、Fishman isys+ に換装しています。(写真5枚目)
元々のエンドストラップピンジャックはダミーで、出力はバッテリーケース一体型のジャックからとなります。(写真6枚目)

写真10〜12枚目のハードケース(鍵付き)に入れ発送となります。

個人所有の中古かつ整備品でありますのこと。商品説明には、至らない点、見落としや主観による部分がございますことをご理解ご了承いただき購入をご検討いただければ幸いです。よろしくお願いします。