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①版画(銅凸版)
●タイトル 「James Joyce」
●小口木版を原版とする銅凸版　1版2色
●用紙　サンファンタジー　クリーム
●サイズ　67x44mm
●制作　1987年
●鉛筆サイン入り
●エディション・ナンバー 5093/8575
柄澤齊－は、1950年栃木県日光市に生まれる。1971年創形美術学校版画科に入学。1974年創形美術学校研究科版画課程終了。1973年には早くも才能を開花させ、「盲天使の鏡」で日本版画協会新人賞を受賞。版画集や挿絵本を積極的に刊行し、自ら出版工房・梓丁室を主宰するなど、その作品は幼い頃に親しんだ本や文学との深い親和を窺わせる。また、エッセイの執筆や、ミステリー小説『ロンド』(2002年)で下野文学大賞を受賞するなど、文学的才能もいかんなく発揮している。 彼は、日和崎尊夫に木口木版を師事した現代木口木版画の第一人者。版画にとどまらず絵画、 コラージュ、オブジェ など多様な作品を手がけ書籍の装幀や装画にも携わる。様々なイメージを醗酵させ創りあげられた作品は、文学に対する深い愛情が感じられ、書物が開かれた時のような想像の世界に魅了される。微細な空間には宇宙が広がり、夢、死、太古など万物が紡ぎ出した様々な記憶の世界が駆け巡る。
本作品は、1983年から手がけた、彼が関心を抱く文学者や画家をテキストとして捉え、独自の解釈によって再構成した自らの鏡像ともいえる、肖像シリーズの一つである。

きれいな状態です。

②詩画集他(すべて雑誌の切り抜きです。)
●詩画集「洪水の前」詩：高柳誠　画：柄澤齊　全16ページ
●小口木版画「夢の陰刻」1葉
●対談　出口裕弘vs柄澤齊「視る文学・読む版画」
●作家の肖像「迷路の旅人・柄澤齊」
●本づくりの現場から－柄澤齊の『雅歌』を装丁する
　製本家・藤生典子氏のアトリエを訪ねて
●小口木版技法講座　だれにでもできる小口木版画　指導・柄澤齊
●私説小口木版史　虚構と実証　柄澤齊
●「Lepidoptela Ⅰ」小口木版、手彩 215x154x63 1982年(雑誌表紙写真掲載作品)

すこしヨゴレなどがあります。