村上龍さんの小説2冊セットです。新品や未使用品ではありませんので、細かな汚れなどはありますが、目立った傷や汚れはありません。使用済み中古品としては、全体的に状態は良い方かと思います。写真にてご確認ください。以下、2冊セットの内容です。

・講談社文庫　限りなく透明に近いブルー（新装版）
・講談社文庫　村上龍映画小説集

限りなく透明に近いブルーは、龍さんのデビュー作にして芥川賞受賞作です。米軍基地の街である福生が舞台の退廃的なストーリーですが、若者の鋭い感受性が光る作品です。

空虚感もかなり漂う内容ですが、キラリと光る希望のようなものが見えたりして、不思議と惹きつけられます。欲望にもとづく人の生き様が汚い部分を含めてありありと描かれており、かなり危ういけれどその生々しさがこの作品の魅力なんだと思います。人が生きているというのは理屈じゃないんだと強く感じさせてくれる作品です。

村上龍さんは、現在もテレ東のカンブリア宮殿の司会を小池栄子さんと務められています。お年はとられましたが、その元気な姿を拝見でき嬉しく思っています。

村上龍映画小説集の方も無力、退廃、空虚感満載ですが(^_^;)、やはり人の生き様の生々しさが描かれており、不思議と惹きつけられます。限りなく透明に近いブルーと一緒にお楽しみいただければと思います。

以上、本説明の内容とあくまで使用済み中古品ということを十分ご理解いただいた上で、欲しい方がおられましたらお譲りしたいと思います。

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