経年によるヤケがあります。ヤケ以外は良好なコンディション、キレイな状態だと思います。中古本であることをご理解いただきご検討いただければと思います。本の状態ができるだけわかるように写真を撮りましたのでご覧いただければと思います。

道元禅師の死後に発見された、禅師の天童山景徳寺における修行時期の問答メモで。 人目に触れることを想定していなかった手元資料であるが故の率直な記述となっており、 宋国に留学中の 道元禅師の真摯な仏道への精進が窺がわれる内容となっている。 天童山に再び入山した後、生涯の師となった如浄禅師への修行僧としての率直な問いかけと、 如浄禅師による簡潔ではあるが的確で弟子への愛情にあふれる教示が、現代において なお 拝読する者の胸を打つ。 若き道元禅師は、師である如浄禅師より、以下の温かい言葉を受けている。
なんじの求法の志操あるは、吾が歓喜とするところなり、洞宗の託する所は、なんじすなわち是なり。 （宝慶記 四十九）
如浄禅師との邂逅が、その後の道元禅師、そして我国の禅宗の方向性を決定したと言っても過言ではない。