【商品詳細】

・指揮 ： ヘルベルト・フォン・カラヤン

・演奏 ： ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

・合唱 ： ウィーン合唱協会

・品番 ： MG 2051

・収録曲 ： ベートーヴェン 交響曲第9番 二短調 作品125「合唱」



この録音はカラヤンの代表的な演奏のひとつで、壮大なスケール感と精密なアンサンブルが際立っています。



【カラヤンの芸術性と独自性】

カラヤンは 20世紀のクラシック音楽界を象徴する巨匠 であり、

彼の生み出す 流麗で洗練された音響 は「カラヤン・サウンド」として称賛されました。

特に ベルリン・フィルを世界屈指のオーケストラに育て上げた手腕 は、クラシック史において不動の地位を築いています。

また、彼は指揮中に 目を閉じて演奏することで有名 でした。

これは 視覚情報を排し、音楽そのものに深く没入する ためといわれています。

その結果、彼の指揮する演奏は 視覚的な指示を超え、音楽が一体となるような圧倒的な表現力 を生み出しました。



【「第九交響曲の誕生」の要約】

ベートーヴェンの交響曲第9番（「合唱付き」）は、1824年5月7日にウィーンのケルントナートール劇場で初演されました。

この交響曲は、彼が長年構想していたものであり、シラーの詩「歓喜に寄す」を終楽章に用いることを決めるまでには長い試行錯誤がありました。

しかし、時代を超えて「歓喜の歌」は世界中で愛される楽曲となりました。

完全に聴力を失っていたベートーヴェンは、指揮をしながらも聴衆の歓声に気づかず、アルト歌手のカロリーネ・ウンガーが彼を振り向かせたという逸話が残っています。



ベートーヴェンが長年追求した「人類の団結と歓喜の理想」が音楽で表現された、まさに歴史的傑作です。

【この演奏の年代】

今回のLP（Deutsche Grammophon / カラヤン指揮 ベルリン・フィル）は、

カラヤンが指揮した「第九」の録音の中でも 1962年盤の可能性が高い です。

（※カラヤンは1951年、1962年、1977年、1983年など複数回「第九」を録音しています）

ジャケットや品番（MG 2051）から推測すると、このLPは 1960年代の国内盤 と思われます。

【状態】

・ジャケット ： 家庭内長期保管品に付き、経年による若干のスレやシミがあります（写真をご確認ください）。