４冊ともカバーと裁断面には経年なりの傷みがありますが、読むことを困難にさせるダメージはありません。

①「ルーキー」
スポーツドキュメンタリー、こと野球に関して数々の名著を遺している山際淳司の代表作のひとつ。
西武ライオンズ入団前後の清原和博とその周囲の人々を丁寧に描き出し、読むとその時代感全体を思い出させてくれます。
（野球は夏のスポーツである。）から始まる、あとがきの末尾の一文が素敵です。
1987年刊　
★画像・４～６枚目

②「オールドルーキー　～先生は大リーガーになった～」
2002年に映画化もされた原作本です。
ピッチャーとしてドラフト指名されたものの、一度もメジャー昇格は叶わず夢をあきらめて高校教師として過ごしていた男が、コーチを引き受けたチームの子供たちとの約束でタンパベイ・デビルレイズの入団テストに挑み、35歳での初メジャー昇格＆初登板を迎えるまでの本人共著による「おっさんず」感動作。いや、35歳はまだ全然おっさんじゃありませんね。
ちなみに本人は移籍したL.A.ドジャースの一員として引退しています。
2001年刊（原書も同年）　
★画像・７～９枚目

③「さらばヤンキース　～運命のワールドシリーズ～」上・下
著者はピューリッツァー賞受賞歴もある高名なノンフィクション作家。
ベーブ・ルースから少し後の時代、マリス、マントル、ストットルマイヤー、ベラといった選手の名前に少しでも聞き覚えがあれば必読です。
カージナルスとのワールドシリーズとなった1964年のヤンキースを中心に、球界だけでなく近代アメリカ社会の雰囲気も伝わってくる内容の濃い硬派な一作。このワールドシリーズ直後の監督交代劇が衝撃的です。
※同名でトーリ監督による本も出版されていますが別物です。
1996年刊（原書は1994年）
★画像・10～14枚目

保管環境にタバコ、ペットはありません。

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