オオフタオカゲロウのニンフ（幼虫）としていますが、それほどリアルに再現しているわけではありません。
別途出品しているBWエルモンヒラタカゲロウのニンフとは別のイメージのニンフとして作りました。
BWニンフシリーズのバリエーションです。
フックはTMCの205BL#16を使いましたが、４枚目の写真にあるようにガマカツのC14-BVでも良いのではないでしょうか（こちらはドライ用フックなので軽量ですが）。
けれども私的には205BLのフックの形状（マスタッドの37160に似てます）が好きですし、重量もある、ただゲイブが内側に向きすぎているところがフッキング率を下げているかもしれません。
名称の「BW」は「backward」、後ろ向きという意味です。
通常の毛鉤はアイ（糸を通す側）が頭になっている事が殆どですが、このフライはフックの後方、ベンド側が頭に、アイ側がお尻になっているのが特徴です。
一番後方に付けられたソラックスはオーストリッチハールです。
フタオカゲロウ類のレッグは細くて存在感が無いので、ぼやけたレッグ＆胸部という意味で使用しています。
私が勝手に思う所なのですがこのBWシリーズの場合、ソラックスに巻く素材（今回はオーストリッチハールですが、ヒラタの場合はパートリッジ等）によってフックのポイント部分を曖昧に隠すことが出来るというのが利点だと思っています。
ボディーはブリーチのハーズマスク、ウイングケース兼テール（アイ側ですが）はヘンフェザントのテールを使いました。
明色のダビングには少々拘りがありまして、実物のカゲロウの幼虫を見ると裏側は殆ど白系です。
流されているニンフは背中側の濃色と腹側の白色を見せながら流れて行くはず。
そんな事を勝手に想像しながらマテリアルを選定してはいます。
テールは左右にデバイドしないとアイにティペットを通すのに苦労します。
尚、フタオカゲロウのテールは本来３本ですが、中央の１本は省略です。
全体をワイヤでリビングしますが、今回はゴールドです。
最後にハーズマスクをゲイブ方向にピッキングしてギル（エラ）を表現します。
このフライもDesigned by モミコです。
タイイングも簡単ですし、マテリアルも安価です。
個人的には実績のあるパターンです。
写真を追加しました。
後付けビーズヘッドを付けた例です。
フライは昔巻いたものですが。