本書は「痕跡本」です。※【痕跡本】→持ち主の痕跡が残された古本のこと（吉沢和宏氏による命名）。書き込み、破れ、折り込み、よごれ、ヤケ等があります。これらを「痕跡」と呼びます。同じ本は何冊もありますが、「痕跡」があることで『世界に1冊しかない本』に変わります。

古本には、持ち主によって刻まれた、無数の「痕跡」が残されています。「痕跡」には、持ち主にしか分からない本との対話、自問自答の跡、アイデアを書き付けたメモ、等が残されています。そういった「痕跡」にふれると本の内容に深みと味わいが生まれます。

読みこまれた本にしかない『物語』に想いを馳せながら手に取っていただけたら幸いです。

※ご購入いただくあなたが3人目の持ち主になる本です。

※新しいキレイな状態をご希望される方は購入をご遠慮ください。


まえがき

Ⅰ　向山流研究法十ケ条
一条　学校における研究を重視する
二条　指導案・研究報告は大作主義で臨む
三条　原点にこだわる
四条　授業を通す
五条　研究の仲間をつくる
六条　やることを限定する
七条　自分の考えを示す
八条　嘘をつかない
九条　楽しくやる
十条　志を立てる

Ⅱ　研究をすすめる
一　ある研究の出発
二　研究のすすめ方
三　児童の実態調査（上）
四　児童の実態調査（下）

Ⅲ　具体的事実を追究する
一　論より証拠
二　一度は「もと」を吟味せよ
三　イメージの貧困――『作文と教育』誌の谷山論文
四　授業能力の貧困――谷山論文『作文と教育』のスローガン主義

Ⅳ　理論的に研究する
一　「問い方」をどうするか
二　透明な理論は実践を導く（上）
三　透明な理論は実践を導く（中）
四　透明な理論は実践を導く（下）

あとがき



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