松本芳翠「楷書指針 初等篇」「行書指針 初等篇」2冊 昭和17年戦前のオリジナル版◆芳翠流


商品説明

その端正な楷書をはじめとして、
現在でも絶大な人気を誇る、

松本芳翠著の『楷書指針』『行書指針』のどちらも
初等篇、2冊をまとめて出品いたします。

点画や画数の少ない文字から、
画数の多い文字へと、疎から密、易から難へと、
順を追って結構を学べるように構成されています。

2冊で人気の楷書と、「昭和の文徴明」と称された
行書の基本を学ぶことができます。


お手本と解説を対照させており、お手本の墨色は美しく、
また罫線と解説の文字が朱刷りで見やすい体裁です。

解説の朱の細字そのものが細字のお手本になりうる
美しい文字となっています。


後に復刻版も発行されますが、出品はどちらも戦中発行の
昭和17年（1943年）のオリジナル版です。

物資が乏しい大戦の真っただ中に発行された書籍の
特徴として、紙質のよくない、いわゆる仙花紙と呼ばれる、

チリが入ったような漉き込みの紙で、今となっては
この用紙もまた貴重な産物と言えると思います。


表面的な汚れはありますが、本文面は綺麗で、
大戦を挟んで80年以上の経年があるとは思えないような
状態です。

オリジナル版は現在入手が難しく、ヤフオクでは
数年前に楷書指針の初等篇と臨書篇の2冊が、

かなり汚れのある状態で1万5000円で落札されています。

お探しでいらした方に、戦中のオリジナル版をぜひどうぞ。


注意事項

どちらも表紙の汚れや傷み、一部破れなどあります（画像）。

一部シミがあります（画像）。

外側の状態に比して本文面は綺麗で、
シミやしわなどあるページもありますが、
全体の状態は良いと思います。