●チャンネル•クラシックス•レーベルのSACD 2枚セットです。盤面、ジャケットともに良好です。

●『ブクステフーデ : 我らがイエスの四肢/ヨス・ファン・フェルトホーフェン指揮、オランダ・バッハ協会合唱団』
「Buxtehude: Membra Jesu Nostri BuxWV.75, Cantata "Mit Fried Und Freud" BuxWV.76」

●『バッハ：フーガの技法／ニュー•センチュリー•サキソフォン•カルテット』
「The Art of Fugue /die kunst der fuge」
New Century Saxophone Quartet

　クラシック音楽界の内外の人々とJ.S.バッハの「フーガの技法」（BWV 1080）の録音の可能性について話し合うとき、この偉大な傑作をサクソフォンで演奏するという話が必ず早い段階で持ち上がります。何しろ、サクソフォンはバッハの死後100年近く経ってから発明されたのですから。しかし、バッハの音楽がサクソフォンに適しているかどうかという懸念を和らげる興味深い点が2つあります。まず、楽器やその他の音楽的な問題に関して厳密な人物として知られていたバッハは、サクソフォンの演奏にあまり注意を払わなかったということです。バッハは『フーガの技法』にいかなる楽器編成も与えなかった。彼が最後の作品を口述筆記した息子のCPEバッハにも与えられなかった。第二に、サクソフォン四重奏は、真のコンソートとして設計された唯一の現代室内アンサンブルである。ソプラニーノからコントラバスまで、ファミリー全体は、製作者のアドルフ・サックスによって、音域全体で均一かつ補完的な単一の音響設計の延長として考案された。したがって、ソプラノ、アルト、テナー、バリトンのサクソフォンは、金管楽器や木管楽器の五重奏、さらには弦楽四重奏よりも上から下まで音色が一貫している純粋なコンソートを表している。

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