大正から昭和初期に使用されていたと思われる、白磁のカップです。
丹馬国 (兵庫県) 出石焼の一派で、幕末の武m喜平 (大黒屋) は染め付けの名手でした、その作品に自分の持ち山の名をとり永喜山と銘を入れました。
一書によれば、喜平は1830年 (天保元) 出石谷山字桂谷で伊佐屋忠治の開いた窯を譲り受けたとあります。
1873年 (明治六) 七十三歳で没し、その子喜平治が業を継いで1897 (明治三○) 頃まで従事していた思わいわれます。
白磁のカップの大きさは、高さ 9.2cm 内径 9.0cmです。
経年劣化は添付写真にご確認ください。