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経年的な汚れがあります

表紙の破れがあります。(写真5⃣6⃣）



国土交通省で河川の技術畑の仕事に従事し、平成20年12月に退官した高橋定雄氏が「いわれなき公共事業批判を糾す」（建設人社）を上梓した（定価１５００円＋税）。

副題は「間違った改革は公共事業をつぶし、地方をつぶした」。 　同著は「一体いつまで公共事業を削減すれば気が済むのか」という著者の思いから、「公共事業が正しく理解され、正当な地位への復権が果たされることを願って」書かれている。 　先進国で公共投資を減らしているのは日本ぐらいという問題意識や、脱「脱ダム」について、さらには指名競争入札を永久に追放してしまってよいのかといった、公共事業関係者に共通する根源的なテーマで構成されている。 　また「一瞬にして多数派（世論）を作り出すマスメディア」「スローガンに封殺された地方分権議論」など、鋭い着眼点から深く考察されている。 　





「いわれなき公共事業批判を糾す 間違った改革は公共事業をつぶし、地方をつぶした」

高橋定雄

定価: ￥ 1500



#高橋定雄 #本 #日本文学／評論・随筆