「詩風土」は京都の臼井書房から出た月刊誌で、昭和21年1月創刊号から25年8月号まで全38冊が発行された。創刊号の同人欄には天野美津子、岩田潔、臼井喜之介、内田博、加藤千晴、北村千秋、木下夕爾、鴫原一穂、龍野咲人、牧野猷記、真壁仁、依田義賢、吉村英夫ら34名が名を連ねている。天野忠、江口榛一、大木実、小高根二郎、阪本越郎、城左門、神保光太郎、杉山平一、竹内てるよ、田中冬二、永瀬清子、野長瀬正夫、芳賀檀、原民喜、丸山薫、山岸外史などが寄稿している。



出品商品は創刊号から終刊号まで全38冊が揃ったきわめて貴重なものです。全38冊が揃って出品されたことはこれまで無かったのではないでしょうか。国立国会図書館や日本近代文学館にも全冊は揃ってないようです。



「詩風土」38冊は保護のため1冊ずつOPP封筒に入れてあります。

出品商品は終戦直後の時期に仙花紙に印刷された雑誌なので、紙質はひどく悪いです。

擦れ、焼け、汚れ、染み、小さな破れ、傷み、折れなどがありますが、破れて欠けたページなどはありません。

おそらく購読者などに半分に折って郵送したのでしょう。雑誌の真ん中で半分に折ったものもかなり見受けられます。



以上のとおり、全体的に状態が悪いことをご理解いただいたうえで、購入されるか否かのご検討をお願いします。



なお、付録として新井正一郎著『過ぎ去った日への』（洛西書院・平成15年）をお付けします。