ラウンジ ガン
フィリップ・スタルクによる『GUNS』シリーズは、“今日の豊かで平和な暮らしは多数の人の死のもとに成り立っているのだ”ということを思い起こさせる様々な意味をスタルクがこめています。

ベレッタ製の拳銃がモデルの『BEDSIDE GUN』はヨーロッパの責任を、カラシニコフAK-47がモデルの『TABLE GUN』は東欧諸国の責任を、米国製の機関銃M-16がモデルの『LOUNGE GUN』はアメリカの責任を示唆しています。金メッキは戦争と金の非情な結びつきを、ディフューザーの黒と裏側の十字は死を意味しています。

「その軽さ、機能性、信頼性、価格の妥当性、及びエレガントさから、公式なものだけで1億挺以上製造されているカラシニコフ（ソ連製自動小銃）は、現代の工業デザインの中で最も大きな成功のひとつとなっている。カラシニコフ氏は、ロイヤリティーを一切受け取っていない。彼はよくそのことについて不平をもらしている。だから私は、彼のモデルの売り上げに対して、彼にコミッションを支払ってあげようかと思う。かわいそうに。
残りは“Frères des Hommes Europe”（ヨーロッパの兄弟;NGO）に支払われるだろう。どうしてなのか。市民の悲しみ（larmes）のために市民の軍備（armes）のために PH.S.」

本体はポリマーをかぶせた注入成形によるアルミダイキャストに18金メッキの仕上げ、マットな黒いプラスティック紙でできたディフューザーの内側にはシルクスクリーンによるゴールドプリントのクロスがデザインされています。
サイズ
幅
56cm
奥行
56cm
高さ
169.4cm
シェード高さ：42.5cm
シェード直径：56cm
ベース直径：43cm
重量
19.52kg
参考価格(新品販売価格)：10年前の購入時は
556,200 円　
今では8０万位だそうです。
しかも今は日本から代理店が撤収してしまったため、購入するのには時間がかかります。
素材
アルミニウム、プラスチック、プラスチック紙