ノリタケのライバル企業のひとつ、名古屋の瀬栄陶器がアメリカに輸出した美しいロータスボウル＆ソーサーセットNo.643です。
瀬栄合資会社（後の瀬栄陶器）は1911年に輸出陶磁器を扱い始め、1925年以降陶磁器メーカーとしても発展してきた会社です。
ノリタケと同様に白生地やボーンチャイナの技術の優秀さを認定する「指定優秀技術保存工場」を所有していました。
この瀬栄陶器の技術を用いて製作されたのが、このロータスボウル＆ソーサーセットです。

ソーサーの裏印は、羽根を広げた鳥の周囲に、HAND PAINTED、MADE IN JAPAN です。（写真9・10枚目）
製造はラスター彩が使われた1921～1931年頃と推定されます。

美しい蓮の花をデザインしたボウルの内側とソーサーの中央部はパールのラスター彩が施され、美しさを引き立てています。
割れ・カケは無く、艶も美しいコンディションを保っています。
黒いトリムとカップには擦れて薄くなっているところがあります。（写真枚目）
また当時の製品に良くみられる、製造中に出来た釉薬スポットがあります。
＜サイズ＞（簡易計測です）
ボウル：直径約10.7cm 高さ約6.6cm
ソーサー：直径約16.5cm 高さ約2cm

およそ90～100年前にアメリカに輸出し、使われてきたヴィンテージ品です。
見えにくい擦れやキズがある可能性があります。この点をご理解いただける方にお買い求め願います。

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他の出品も注文される場合、同梱で発送費をお値引いたします。
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