「ぼくのダーナマン」
末崎 茂樹 / 本間 正樹
定価: ￥ 1,320
初版第一刷



かずやくんは、一度は飽きてしまったヒーロー「ダーナマン」のおもちゃを窓から投げ捨て、「もういらない！」と叫びました。
その瞬間、彼は不思議なことに、子どもたちに捨てられたおもちゃたちが住む秘密の国に迷い込むのです。
この国は捨てられたおもちゃたちで溢れていましたが、元々のカラフルな色はすべて失われ、全てが茶色一色に変わっていました。
この茶色は、おもちゃたちがかつて持っていた愛情と記憶を失い、忘れ去られた悲しみを象徴しているのです。

そんな中、かずやくんは突如、捨てられたおもちゃで構成された巨大な茶色い怪獣に襲われます。
恐怖におののくかずやくんが「助けて、ダーナマン！」と叫ぶと、彼が捨てたはずのダーナマンが光り輝きながら現れ、かずやを守るため怪獣に立ち向かいます。
この出来事を通じて、かずやくんは、おもちゃたちが持っていた色と輝きは、それを大切にする心から生まれること、そして物には心を込めて接するべきだという大切な教訓を学びます。

この絵本は、物の本当の価値と愛情を大切にする心を育む、感動的な物語です。






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