大工道具の両刃鋸「信濃幸太郎銘」と中古ですが「胴付け鋸」の二丁組みです。
信州信濃の鍛治は、京伏見の鋸鍛治の
藤井甚九郎が、信濃高島藩の御用鍛治として仕えたのが始まりとされています。
以来、五味や真藤などの著名な鍛冶屋が増えて鋸鍛治の盛んな土地柄になりました。
「信濃幸太郎銘」の両刃鋸は、その系譜でしょう、ただ当時は大工道具は金物屋が扱い、営業能力を持たない鋸鍛治は、製作者として作品を金物屋に納入、金物屋の登録商標で売られていました。
「信濃幸太郎」はこの扱いの道具です。
金物屋は販売の責任から、鍛冶屋を厳しく選びました。
プロ用の道具として充分なグレードを備えた道具と言えます。
胴付け鋸は、中古ですが、細かい細工に適した鋸です。
両刃鋸と胴付け鋸が有れば木工に不自由しません。
敢えて組み合わせて出品しました。

両刃鋸　新品
　全長　　665ミリ
　刃渡　　240ミリ　9寸
　刃幅　　103ミリ
　30ミリ当たりの刃の数　21枚
　　　　やや細かい

胴付け鋸　中古です！
　全長　　645ミリ
　刃渡　　260ミリ
　刃幅　　　70ミリ
　30ミリ当たりの刃の数　28枚
　　　　非常に細かい