コチラは、まことに「幻の参考書」です。

汚れなく、書き込み、線引きなく、キレイな状態です。



大学受験向け参考書。





簡潔で圧縮され

事実に即した筆致。





事柄の核心に入りこんで、筆太にさっと全体像を描きあげています。



専門は古代オリエント史ですが、洞察が見事ですから、21世紀の「中東問題」の背景がよく分かります。





実に深くつっこんだ解説の本格学習書です。





以下は 吉岡力の言です。



＞「世界の歴史は、わずか５世紀前までの各文明圏単位の歴史から１９世紀末以後、文字通りの一体化した『世界史』に発展し、さらに今後、宇宙スケールの世界史に拡大しようとしているのである。



歴史の歯車は、こうして個々の人間の悲しみや喜びをこえて、その動きを１こまずつ進めるのである。まことに歴史は常に動いてやまない」







1949年刊行以来、長く版を重ねた『世界史の研究』は、多くの歴史教育者の範となりました。





1975年刊行のものは、多くの方が探しておられるようです。



1970年～1990年頃まで、活用された方には懐かしと思います。

昔愛用した参考書で読み直ししますと…不思議と甦りますよね。



が、良い状態のものは価格がつかないほどです。







☆各ページに豊富な原点資料が引用してあります。





✰大学の受験が論述・記述問題中心へ移行していくと予見し…論述・欄外設問・練習問題が活用されるように工夫してあります。





✰見やすく理解しやすいカラー版



詳細な傾向分析に加え懇切丁寧な問題解説はきわめて質が高いものです。







吉岡 力（よしおか つとむ）

1908年1月19日生まれ1975年10月25日）は日本の西洋史学者。



東京大学助教授。1951年教授となり、1968年に定年退官。







大学受験の方法は、すべからく兄を真似ていた私です。高校2年生時購入しました。あまりに活用し過ぎて背表紙を張替したほどです。（画像10）





コチラは、1995年頃、お茶の水を散策していたとき、幸運にも見つけたものです。将来、娘たちのためにと思い購入しました。











「天」部分に微かな薄汚れが（2mm）あります。



［画像10］　　移動中、誤って擦ってしまいました。







が、購入後 ドア付き書棚に入れて保管。



未読ですから、非常にキレイです。