唐十郎『海星・河童　少年小説』（大和書房　夢の図書館　1978年初版）



カバースレ

カバー縁ヨレ（画像三枚目）

小口ヤケ（画像三枚目）

本文用紙少クスミ

1978年刊行の書籍につき経年のダメージあります。読むには支障ありませんが、コンディショご了承のうえお求めください。



四六判　ハードカバー　219ページ



「鐘が鳴っている。何の鐘だろう。僕は、席をたってむしょうに夕暮の団子坂を駈けてゆきたくなった。だが坂を駈け降りながら、この教室のことを思い出したならば、僕の幽霊を置き去りにしてきたような気持になるだろう。」

常にスキャンダラスな劇空間を創出し続ける状況劇場の主宰者が、資質の原型とも言うべき少年の世界を見事に描破する。（カバーから）



収録作品

海星／河童／糸姫／少年への変身／恐るべき少女／過去へのゴンドラ（澁澤龍彦との往復書簡）



装画：篠原勝之



#唐十郎