典型的なアールヌーヴォー期の装飾が施された、フランス製銀無垢コーヒースプーンの出品です。





尚、こちらのスプーンの一番の特徴は、と申しますと、やはり「優雅で大変美しいシルエット」と申し上げていいでしょう。



ご覧のようにハンドルエンドには、とても優雅な「ロカイユ」が配置され、そしてアールヌーヴォーの象徴とも言えるアカンサスの葉が、それを取り囲むように彩られているのが見てとれます。



また、そのすぐ下には『可愛らしいリボン装飾』が施されており、小ぶりなスプーンにも関わらず(110ミリ)、「見どころ満載」のお品物だと思います。





そしてこちらの製作工房ですが、とても小さな菱形工房マークの中に『EC』と彫られているように見えます。



しかし残念ながら工房名は調べがつきませんでした、ごめんなさい。







尚、製作年代ですが、作風などから判断いたしますと1800年代後期～1900年代初頭のお品物かと思われます…



そしてこの時代は、と申しますと当然ですが『アールヌーヴォー期』と、ぴったり重なります。



(アールヌーヴォー期＝1880年代後期～1910年代頃まで)







尚、状態ですが「硫化変色」「小キズ」「スレ」等が見受けられます。(最後４枚の画像参照)また使用感もございます。



しかしながら「曲がり」「歪み」等の大きなダメージは見当たりません、そのためまだまだ長く現役で活躍してくれそうです。



どうぞこちらのとても豪華で大変美しい意匠が印象的な銀無垢コーヒースプーン、決してきれいなお品物ではございませんが、お探しの方、この機会にぜひいかがでしょうか。





　　　サイズ



長さ　　　　　１１０ミリ



重量　　　　　６，７ｇ



刻印　　　　　セカンドミネルヴァ



銀品位　　　　８００



尚、素人計測につき１％未満の誤差は、どうか何卒お許し下さいませ。