とある旧家の蔵出し品です。

港湾協会は1922年に設立されたようです。
秀吉さんが天下統一を果たした16世紀ごろから大阪、京都、琵琶湖経由の北陸⇔北海道/松前⇔奥羽地方の輸送ルートが確立され、江戸時代には西廻り航路が確立、蝦夷地まで延長整備されたようです。昆布、ニシン粕などの海産物が大阪、江戸、近畿、瀬戸内へ、木綿、紙、酒、醤油などの加工品が蝦夷地に流通し、輸送＆商売をに従事していた北前船が大いに賑わったようです。
写真の港は？ですが、松前、江差、函館あたりではないでしょうか。荷受け、荷出しの荷物が山盛りな様子の1枚、ニシン？がどばーと浜に水揚げ？されている1枚、そんな商売をしながら問屋の番頭さん達が芸妓さん達を呼んで夜な夜なお酒を飲んでいたのだろう的な1枚の3枚セットとなり、それぞれの場面に合わせた？と思われる小唄が載っています。

・経年による、ヤケ、シミがあります

小唄とともに当時の港の雰囲気を味わってみたい方、ブランデーグラスを片手に今は閉館した小樽港の石原裕次郎記念館を思い出した方、よろしくお願いします。