「商品先物取引入門」
米良周
定価: -1262+税

1999年 第６刷
日本経済新聞社 発行

日本経済新聞商品部で、商品取引（先物取引）に関するコラム「メラの目」を担当していた、日経きっての文章の達人にして、相場が好きで自らも二百数十万円払って商品取引店の株を買う（開業資格を取る）ことまで考えたという米良周（めら、しゅう）の著。東日本大震災のときには、記者仲間の誰もが驚くような高額の寄附を申し出て皆をあっと言わせたという名物記者。

イケナイところは、173ページ（写真3）のグラフの右の単位は、（千万円）ではなく、（千億円）ではないのか？172ページに「八○年代半ばまでは委託者数に関しては五万人、預かり証拠金については二千億円が壁だといわれてきました。……この二つの壁は八六年以降、確実にクリアされています。」とあるから。また、200ページ「売りを先行させた少数派の投機家の判断が適中しました。」の「適中」は「的中」とすべきであろう。

表紙には、うっすらと経年の汚れが見られるものの、中身は、じゅうぶんキレイなものです。

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