・パソコンにダビングしたのみで１回きりの使用
・プラケースにややすれがあるので、「目立った傷や汚れなし」にしています。
・廃盤のため、やや高めの値段になります。

『モーツァルト：教会ソナタ集』
【曲目】
教会ソナタ ハ長調 K.329／ト長調 K.274／変ロ長調 K.68／ヘ長調 K.224／変ロ長調 K.212／
ニ長調 K.245／ハ長調 K.263／ヘ長調 K.145／イ長調 K.225／ハ長調 K.336／変ホ長調 K.67／
ト長調 K.241／ハ長調 K.328／ニ長調 K.144／ヘ長調 K.244／ニ長調 K.69／ハ長調 K.278
【演奏】ロバート・キング（指揮）、キングズ・コンソート

「レヴューより」
・オリジナル楽器による演奏。とても自然に歌っており好演。録音もよく,モーツァルトの才気がさわやかに満ちる。

・ヴォルフガンク・アマデウス・モーツァルトの多岐にわたる作品の中では目立たない一群の作品がある。それは「教会ソナタ」と名付けられた17曲の単一楽章の器楽作品である。
　カトリックのミサにおいて、使徒書簡朗読と福音書朗読の間を、通常はオルガンの即興演奏で埋めていたが、宮廷楽団員が参加している場合には時に応じて短い器楽曲を演奏していた。
　この17曲の「教会ソナタ」は、演奏時間が2分半からせいぜい4分という短い単一楽章の作品で、すべて長調の調性のアンダンテからアレグロの曲である。
　編成は第1番から第11番までと第13番、第15番および第17番がヴァイオリン2とバス、オルガンという4人からなっており、第12番ハ長調はヴァイオリン2、トランペット2、バス、オルガン、第14番ト長調はヴァイオリン2、チェロ、オーボエ2、トランペット2、ティンパニ、バス、オルガン、そして第16番ハ長調はこれにホルン2が加わっている。これら編成の大きな3曲は、おそらくオーケストラによって演奏されたのであろう。

・この「教会ソナタ」は、その名やミサの中で演奏される曲という概念から、荘厳さや敬虔な祈りを想像させる曲想を期待するかもしれないが、実際の曲には全くそのようなところはなく、セレナーデや嬉游曲などと全く異ならない。宮廷の音楽室で演奏しても何の違和感も感じない作品である。その点は全くモーツァルトらしいといってよい。