「日本を撃て」

見沢 知廉　メディアワークス

定価: ￥ 1760



購入後、一読してパラフィン紙をかけて書棚で保管していました。状態はいいと思います。素人による保管品ですので、見落とし等はご容赦ください。ハードカバー版。今となっては珍しい本だと思います。



他にも本を出品しています。

#kraus111の本棚



日本一水会（右翼団体で絵の団体ではない）の活動家にして三島由紀夫賞候補作家の見沢知廉によるエッセイ集。元刑務官として著名な坂本敏夫との対談、日本の監視国家化・自由がなくなるという未来予測、神戸児童殺傷事件、そして見沢の弟子である雨宮処凛（いまは左翼活動家）、どれをとっても読みごたえ抜群の内容です。

在監経験のある作家は珍しいので（大抵は匿名の胡散臭い人でどこまで信用していいか分からないし、ひどいものになるとネット情報をまとめて刑務官の話として漫画や軽いエッセイにして出版している）、貴重な刑務所の話も語られます。川越少年刑務所・千葉刑務所・八王子医療刑務所に服役した経験は他では読めません。

新日本文学賞を受賞しているにもかかわらず、サブカル系の雑誌の連載が多いのでサブカルと思われがちな人物ですが、社会や政治に関する問題意識はとても硬派です。閉塞する時代に響く一冊！



内容

ほんとの「悪」、教えます。刑務所、アウトロー、国家、犯罪、権力、革命、ドラッグ、文学…。「不良」のネオカリスマが放つ脱小市民宣言。



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