1991年 110 ページ　

江戸の閨秀画家展開催にあたって
板橋区立美術館
関秀(けいしゅう)とは、学芸に優れた女性のことをいいます。その中で、画家として活躍した女性たちを、江戸時代に探ってみたのが本展です。今回全 国から6名の女流作家が集い、121点の作品をみせてくれます。北は仙台から、南は福岡まで、全国に散在する閏秀画家を一堂に集めた初めての試みとい えます。闇秀画家として、比較的知られている池玉・江馬細香・清原雪信・葛飾応為・山崎女龍といった画家はもちろんのこと、忠岡三千子・亀井少琴・ 武内小鷺という、従来未発掘の優れた画家も多数展示されます。幕末から明治にかけて活躍した、奥原情湖・野口少蘋それに跡見学園の創始者、跡見花蹊の 作品も見どころです。流派も南画派のみならず、狩野派・南蘋派・浮世絵派・岸派など様々です。これらの作品を集めるのにご協力頂きました様々な方々へ、 謹んで深謝の意を表します。

表紙小傷、小汚れ。ページ小黄ばみ。もちろん読む分には問題ありません。

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