■分類、歴史、断面図、科学的アプローチ

■現地取材、旅とお菓子、足でアプローチ

■ルーツをたどる方法は一つではない

世のお菓子が多様なように、お菓子への近づき方もまた、一つではありません。外見から迫るもよし、当地を訪ねて知るもよし。知って食べればなおよろし。

◆お菓子の由来物語　猫井登
40才を超えて菓子を学び始めた猫井は困った。基本的な菓子を知ろうと思えどどれが基本かわからない。それに、ある店ではショートケーキだった菓子が、別の店ではフレジェという名だ。店を訪れるたび彼の混乱は深まった

調べようにも体系的に記した書はない。結局は製菓学校の門を叩くことになるが、網羅的な菓子の系統化は彼のライフワークとなったのである。

この男、かなりのマニアックさと緻密さを併せ持ち、科学者の目を持って集め、分類し、文献に当たって由来を明らかにした。そのレポートが本書なのである。

全貌のみならず断面写真も用いたビジュアルにより、なじみのない菓子もよくわかる。文章の明瞭さに加え、ルーツに諸説あるものは、きちんとその旨を記す。極めて科学的な菓子の分類書である。

あー、ちょっと硬かったけど、論文調に解説してみました。ディレクトリとして手元に置きたい一冊です。なお、レシピは無いんでそこんとこ4649。

◆ヨーロッパお菓子紀行(NHK出版)
本書の元ネタは、共同通信から地方新聞社に配信され、40紙以上に掲載された記事。著者はドイツビールやベルギーのグルメに詳しいライターで、旅で出会った菓子を文化、風俗、歴史を切り口に紹介します。

王侯貴族や伝説にまつわる菓子、祝祭菓子、郷土菓子を20種類取り上げます。アントワープの手、修道院のパニッツア、チェコのオプラトキといった珍しいものも収録（果たして猫井氏の本に登場するかな？）

マニア情報として、中の写真、1点だけですが、オーボンヴュータンの河田シェフが提供しています。



★おまけ：小嶋さんの講演会で配布されたクッキーレシピをお付けします。参加者限定のレアもの。



■状態

猫井：表面スレと天のヤケが少し

紀行：天ヤケがわずかに
中はいずれもきれい



▪️メルカリ便で迅速に発送

▪️丁寧に梱包

▪️喫煙者なし



★出品中
小嶋ルミ
シンプルお菓子をめしあがれ



「お菓子の由来物語」
「ヨーロッパお菓子紀行」
相原 恭子

#相原恭子 #猫井登