フランス・クリストフル社の、とても可憐で上品な造り込みが印象的な(デミタスサイズ)コーヒースプーンの出品です。







モデル名はフランス語で「リボン」の意味を示す『Rubans』というモデルになります。



またこちらの『リュバン』とは、今から１１７年も前の１９０７年に発表されたシリーズでございまして、クリストフル社の中でも非常に長い歴史を誇るモデルであります。





ご存知のように、このリボン装飾はルイ１６世王妃であった『マリー・アントワネット』が好んで取り入れた意匠として広く知られております。



そしてその名前のとおり、ハンドルの随所に可憐で気品のある『リボン装飾』が施されているのが見てとれます。







しかしながら、この長い歴史を誇るリュバン、２０２２年に廃盤になってしまいました、本当に残念でなりません…



尚、クリストフル社のモデルの場合、通常、廃盤が決定されても数年間は販売され続けられます。



そのため今すぐ市場から消える事は無いかと思われますが、新品をお探しの方は早めに手当てされた方が無難かと存じます。





またこちらの素材ですが「クリストフル・シルバー」と呼ばれる銅合金素材に純銀めっきを被せたお品物となります。



４０ミクロンという非常に分厚い純銀めっきが施され、孫の代まで約１００年は使えると言われております。



(実際には、それほど長く使えるとは思えませんが…)



なぜなら、運悪く４０ミクロンの純銀めっき層を突き破るような深手のキズを負ってしまった場合、経年とともに純銀めっき層が母材の銅合金から、じわじわと剥離していくため、わずか数か月～数年程度しか使う事ができないからでございます。



それさえ回避する事ができれば、確かに100年は持ちこたえる事ができるかもしれません…





また状態ですが、ほんの微かな「ヘアライン」及び「スレ」が認められます。(最後２枚の画像参照)



しかしながら画像でもお分かりのように、使用感はほとんどなく、未使用品に近いとても素晴らしいコンディションを保持している個体だと思います。



どうぞお探しの方、この機会にぜひいかがでしょうか。



　　　

　　　サイズ



長さ 　１０１ミリ



重量 　 ２本で２６、0ｇ　



※　素人計測につき１％未満の誤差は、どうか何卒お許し下さいませ。