①「宗教消滅 資本主義は宗教と心中する」
島田 裕巳
定価: ￥ 880（税込）
（私の感想）
●世界の宗教に何が起きているかを俯瞰した上で、宗教と資本主義との関係を考察、日本および世界の宗教の行方を予想する内容でした。
●世界の宗教情勢については「ヨーロッパを中心とした先進国は、キリスト教の教会離れが進行し、無宗教に向かっている。また移民が増えた結果、ヨーロッパのイスラム化が進む一方、経済発展が続いている国々では、プロテスタントの福音派を中心に新しい宗教が勢力を拡大。日本は人口減少社会に突入したことで、宗教が力を失っている」とのこと。
●日本だけでなく、世界全体で無宗教化が進行しており、その元凶は資本主義だという分析は面白かったです。

②「日本の10大カルト」
島田裕巳
定価: ￥ 1,056（税込）
（私の感想）
●本書は旧統一教会やオウム真理教をはじめ10のカルトをコンパクトに解説。自民党と旧統一教会は反共共闘からの腐れ縁のようです。
●カルト基準とは、①指導者による聖典解釈への絶対的コミットメント、②指導者は間違わないという信仰、③先行する啓示と矛盾する啓示への信仰、④終末を生きているという信仰、⑤「私たち、彼ら」という心性、⑥集団の命令に従わせる圧力の6点。
●カルトと宗教の線引きは容易ではなく、例えば3大宗教はいずれもカルトとして始まり、時を経て世間との妥協の中でカルト性は弱まったとのこと。

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全体的には綺麗に読んでいますので、目立った汚れ等はありませんが、中古品ですので、その点ご理解いただける方にお譲りします。家族に喫煙者はいません。ペットも飼っていません。