両開きの扉には浮き彫りの彫刻が施されています。彫刻は梅とつる植物（鉄仙？）でしょうか。

扉は蝶番金具を使わない嵌め込み式で、開扉しチェストの両隅にスライドインでき隠すことができます。また、扉は取り外し可能な嵌め込み式のため、閉扉時にもわずかに前開になります。鍵付き錠前はおまけです。

内部には引出し、大２杯（一段目五段目）、中１杯（三四段目右）、小４杯（二段目左右と三段目四段目左）が収まっています。無垢材？で硬くケヤキ？でしょうか。なお、アンティーク家具ではありません。



色合いや真鍮金具、小さな引出しなどから韓国の李朝薬箪笥？を想像させますが、小さく扉付で施錠もでき薬箪笥ではなさそうです。小物用の扉付小箪笥と考えれば、薬箪笥に限らず、家具の上に置くのが最適かも分かりません。



使われずに仕舞われていたもので２０年以上は経過していると思いますが、背面中央上部一ヶ所（画像写真１０枚目）に小さなキズが見られる以外には、汚れやハゲ、変色、キズ・欠けなどの損傷はほぼありません。ガタツキなく、引き出しの出し入れもスムーズでしっかりとしたつくりで、状態は良好と言えます。



チェストの大きさ、重さは概数で次の通りです。

高さ４０ｃｍ、横幅３２ｃｍ、奥行（扉金具含む）１８ｃｍ、重さ５．３ｋｇと結構なずっしり感です。

引き出しの奥行きは大中小とも約１２．５ｃｍで、横幅、深さは概数で次の通りです。

大：２２．５ｃｍ、４．５ｃｍ、

中：１０ｃｍ、１０．８ｃｍ、

小：１０ｃｍ、４．５ｃｍ。



インテリア家具として活用していただければ幸です。なお、おまけの錠前の鍵の紛失にはご注意ください。