「グレイス・イヤー : 少女たちの聖域」
堀江 里美 / キム・リゲット
定価: ￥ 2000



本屋大賞3位というのもありますが、帯を読んで惹かれました。

因習、冒険要素、クローズドサークルみたいな要素もあり、読み始めると止まりません。私は海外の翻訳本は読み慣れていませんが、こちらは比較的読みやすいと思います。
村？というか地域の慣習はじっくり読み解く必要がありますが、それもまた楽しいです。

また、花の意味や植物についてたくさん描かれており、それを調べながら読むとまた楽しさもひとしおです。


なんとなく謎だと思っていたことが、最後にいくつか分かったときは「そういうことだったの!?」とページを戻して読んでみたり。


最近よく見かける
「とにかく泣ける！」
「どんでん返しがすごい!!」
「伏線回収が神!!」

などと言ったありふれた言葉では表現できません。
伏線回収をするためやどんでん返しの為に書かれた様な造りではない本に久しぶりに出逢えました。



分厚いですがサクサク読めます。
本が好きな人に是非おすすめしたい作品です。


【梱包】
簡易包装


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